衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

生如法師ウェブサイトロゴ

日常法話

2025年10月05日    日曜日     第1開示 合計4489開示

詐欺的な文書偽造は窃盗である

仏教には窃盗行為も存在します。例えば、修行を積み徳を証した者を装うのは名誉や名利の窃盗罪です。有徳者の同意を得ずに、その者の開示を盗用し、自らの教えとして大衆に広め、世間の名声や利益を得る行為は窃盗罪に当たります。これらは高僧の名声を盗用し、その名誉を侵害する行為です。さらに深刻なのは、高僧である阿難尊者が再来したと偽ったり、阿羅漢が再来したと装ったり、菩薩が再来したと詐称したり、さらには仏陀が再来したとまで偽る行為であり、これらは大盗に相当します。仏教における一切の虚偽の偽物は、すべて窃盗行為に属します。

現代人は努力を怠り、名声や利益を得ようと、外部に向かって「自分は誰々の再来だ」と広く宣伝しますが、これはさらに重大な窃盗です。これはいったい誰の何を盗んだのか?偽装された聖賢の一切の法を盗んだのです。その者が得たものはすべて、偽装された人物に帰属すべきものであり、その因果は将来、得たものを無量倍にして返済しなければならないだけでなく、三悪道の悪報を受け、現世で因縁が熟せばまず花報を受け、後世で果報を受けることになります。

もしある者が「私は弥勒菩薩の再来である」と言い、実際にはそうでない場合、この人物は弥勒菩薩の尊名・聖名および栄誉を盗用したことになり、これによって得た一切は弥勒菩薩に属するものであり、弥勒菩薩が有する法を盗用したのです。凡夫と聖者の間には、心の行いやその他の面での隔たりが非常に大きく、凡夫が聖者を装って造る罪業は実に甚大です。わずかな罪を造るだけで無量倍の果報を受けます。罪を造ったがゆえに、修行に極めて大きな障害が生じ、悪縁が非常に多くなります。

最も明白で、最も悪質で、最も悪影響の大きい窃盗行為は、偽の証書、偽の証果書、偽の開悟証を発行することです。これは最も深刻な詐欺的窃盗行為です。無知な者が金銭を払って果証を購入し、結果として真の証果を得られず、偽の証書を発行する場合、人に証果を印証・導く者が修行も証果もなく、徳も能力もなく、欺瞞的な手段で偽の印証を行い偽の証書を発行することは、すべて大窃盗行為です。また、明心開悟を導く手段として、偽の開悟印証を行い、多額の金銭を徴収しながら、実際には真の明心開悟はなく、証果さえも偽物であり、金銭を支払って参加した者は虚偽の名声を得るだけで、実際の修行による証はなく、真の智慧も生じない場合、これは詐欺的な窃盗です。

性質が極めて悪質な窃盗は、在家の身分でありながら仏教の三宝を装い、真の三宝に取って代わろうとし、出家者を三宝の隊伍から排除することです。これは強奪的な窃盗であり、性質は極めて悪質で、結果は極めて深刻です。偽の開悟をでっち上げ、偽の菩薩を生み出し、在家の身でありながら出家戒を読み、出家者や三宝に対して指図し、無制限に僭越することは、この世で最大かつ最も深刻な強盗的窃盗であり、性質は極めて悪質で、果報は極めて重いものです。虚偽の名声をでたらめに作り、大量の偽聖人を称賛し、大躍進時代に虚偽の生産量を報告したように虚偽の証量を報告することは、すべてこの世で極めて深刻かつ悪質な窃盗行為です。このような現象はすべて、骨の髄まで腐り、骨の髄まで悪であり、骨の髄まで堕落しており、これ以上に悪いものはなく、殺人放火をはるかに超える行為です。これは仏陀の身体を傷つけ(出仏身血)、三宝を破壊し、世の人々が清浄な眼目(正しい見識)を失い、よりどころを失わせるという極めて大きな悪行に相当します。

波旬(魔王)もしばしば聖賢人を装ってこの世に現れ、仏法を破壊し、衆生を誤導し、衆生を欲界に陥れて計り知れない貪欲を行わせ、自ら抜け出せないようにします。彼は非常に賢く、思慮深く、手段が多く、あらゆる手を使って一切の凡夫を手中に収め、欲界から出そうとしません。凡夫は彼を見破れず、ましてや打ち破ることはできず、開悟した後の賢位の菩薩さえも彼を打ち破ることはできず、地上の菩薩だけが世間・出世間の法において彼を論破し、その偽装を暴くことができるため、凡夫は騙されやすいのです。しかし、賢いことは智慧に等しくはなく、波旬には智慧がありません。智慧ある者は大きな悪業を造らず、わずかな利益のために深く輪廻に堕ちることはありません。


——生如法師の開示
前へ前へ

僧侶の面前で食物を盗む無間地獄に堕ちる罪

次へ 次へ

偸盗における諸様相

ページトップへ戻る