衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
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日常法話

2025年07月20日    日曜日     第1開示 合計4431開示

八斎戒の前の懺悔文

増一阿含経第十六巻高幢品原文:この時、教授者は当に前人に教えてこのように語らしむ。我れ今、如来の斎法を奉持し、明日の清旦に至るまで、清浄なる戒を修め、悪法を除去せん。若し身に悪行あり、口に悪語を吐き、意に悪念を生ず、身の三、口の四、意の三、諸々の悪行有り。已に作したるも、当に作すべきも、或いは能く貪欲の故をもって造りしもの、或いは能く瞋恚をもって造りしもの、或いは能く愚痴をもって造りしもの、或いは能く豪族の故をもって造りしもの、或いは能く悪知識によって造りしもの、或いは能く今身・後身・無数の身をもって造りしもの、或いは能く仏を識らず法を識らざるをもって造りしもの、或いは能く比丘僧を斗諍せしむるもの、或いは能く父母・諸尊・師長を殺害するもの。我れ今、自ら懺悔し、自ら覆蔵せず、戒に依り法に依って其の戒行を成じ、八関の如来斎法を受く。

釈:この時、戒を授ける教授師は求戒者にこのように教える。私は今、如来の八関斎戒を奉持し、明日の明け方まで、清浄な戒法を修め、悪法を除去します。もし身体で悪行を行い、口で悪語を吐き、心に悪念を生じ、身体の三種・口の四種・意の三種の諸々の悪行、既に造り出したものと今後造るべき悪行を、私は今、全て告白して懺悔し、覆い隠しません。あるいは貪欲によって造った悪行、あるいは瞋恚によって造った悪行、あるいは愚痴によって造った悪行。あるいは自らが豪族の貴種であることを頼み故意に造った悪行、あるいは悪知識の教導によって造った悪行、あるいは現世の身・来世の身・無数の身をもって造った悪行、あるいは仏と法を識別できずに造った悪行、あるいは比丘僧を斗乱させる悪行、あるいは父母・一切の尊貴なる師長を殺害する悪行。これら全ての悪行を、私は今、自ら全て懺悔し、再び覆い隠さず、戒律に依り、律法に依って自らの戒行を成就し、如来の八関斎戒を受納します。

これらの内容は受戒前の懺悔文であり、懺悔によって自らの悪行を告白することで、自心を清浄にし、罪業を懺除できます。罪業が懺除され遮障がなくなって初めて、八関斎戒法を受納し、戒体を得て、戒行を円満にすることができます。中でも最も重い悪行は父母師長の殺害であり、次に僧衆を斗乱させ三宝を禍乱する悪行であり、これらの悪行は悪報が極めて大きいです。ある悪行は仏と法を識別できず、善悪是非を分別できないために造り、ある悪行は仏と法に遇いながらも、悪知識の邪教導によって造ったものです。愚痴によって善知識と悪知識を分別できず、悪知識の一切の言葉を圭臬として奉じ、一つ一つ従って実行した結果、悪行を造り、自心の一切の煩悩に随順し、さらに熏習されて新たな煩悩を生じさせてしまいます。重大な悪行は長期にわたる殷重な懺悔を経て初めて懺除され、その後智慧が生じて善悪是非曲直を分別できるようになり、悪を断ち善を修め、心の地が清浄になるのです。


——生如法師の開示
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