衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2025年07月09日    水曜日     第1開示 合計4423開示

観行の訓練のための方便法

方便な方法とは、いつでもどこでも制限なく、あるいは制限が少なく活用できるものであり、歩行観行参究の訓練はこの方法が比較的便利である。空間は広くても狭くてもよく、歩きながら大小乗の法を参究する効果は比較的良く、いつでも修習できる。訓練時は全身をリラックスさせ、頭と首は自然に力を抜き、肩・腕・手は自然に脱力して力を入れず、背中と腰は自然に緩めて力を入れず、臀部と脚も自然に弛めて力を入れず、頭のてっぺんから足の先まで全てを脱力させ、力を入れない。歩き出す際は自然に歩き、速度はやや遅めに、遅ければ遅いほど良く、速くても構わず、速ければ速いほど良く、速くも遅くもない中間の速度でも良い。

全身をリラックスさせて歩く過程において、最初は頭を空っぽにし、あらゆる思考を捨て、雑念を交えず、ただこのように心を虚ろにして歩く。内心が空っぽになってから、再び心神を収め、意念を集中させ、専心して足裏を観察・感覚し、足裏の触感を体得する。

外出先の路上でも、職場の邪魔が入らない場所でも、家の中のやや広い空間でも、身体を弛め、思考を空にして歩き、虚ろに歩く。雑念が減ってきたら、意念を足裏に集中させ、他の考えを持たず、思惟を起こさず、ただ単純に知覚・感覚・観察・体験に徹する。時が経つにつれ、知覚は平時とは異なるものとなり、別の風味が現れ、独特の体験が得られる。時節因縁が集まる時、大小乗の見道は全てここで起こる。

触感を強化し経絡を通すため、マッサージ効果のある円形の突起が付いた中敷きを購入し、足の下に敷く。一にはマッサージ作用のため、二には触感を増強して心を収める効果を達成し、知覚の力を強化するためである。この方法は坐禅の時間が取れない人、坐禅が不便な人に便利であり、長期間座り続ける人はこの方法で筋骨をほぐし、思惟をより鋭敏にすることができる。


——生如法師の開示
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