衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2025年03月04日    火曜日     第1 回の開示 合計4337回の開示

悟後の心行転換

禅宗の祖師はこう説かれました。「悟りの後も旧時と同じ人に異ならないが、ただ旧時の行履の処ではない」と。その意味は、悟りを証した後も、人は元のままの者であるが、人として事に当たる心の行いは変化し、以前とは同じではなくなり、過去の心の行いとは異なり、物事に取り組む用心が変わり、世界に対する見方が変わり、五陰身への知見が変わるということです。これらの変化は、悟りの証しが意識の悟りだけでなく、意根が必ず悟らなければならないことを示しており、そうしてこそ悟りの後も旧時と同じ人に異ならないが、しかし旧時の行履の処ではないのです。もし行履の処に変化がなく、心の行いや心性に変化がないならば、自らが真の悟りか仮の悟りかを検証すべきです。


——生如法師の開示
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意識は想うに帰し、意根は為すに帰す

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