衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2025年01月16日    木曜日     第1開示 合計4314開示

悟りを得るためには何をすべきですか

問:私のすべては如来蔵から変化してきたものですが、ではどうすれば如来蔵を実際に見ることができるのでしょうか?例えば、座禅を組んで法塵を見るとき、それが如来蔵の幻化であると知り、意根による作意があることも理解し、意識が認識していることも分かり、如来蔵が一切の法のところにあることも理解します。しかし、依然としてその本来の面目を見ることはできず、現量境では法塵が見えるだけで、そこに覚知による分別があるだけです。他のものは何も見えず、幻化の説もただ聞いた話に過ぎません。どうすれば真に如来蔵を見ることができるのでしょうか?

答:まず申し上げますと、あなたのこうした理解はすべて理論的な知識に由来するもので、意識が他から学んだものか、あるいは意識による推理や推測、憶測、解釈の類いであり、実証によって得られたものではありません。したがって、これらの内容を知っていても、自心の意根にとって実質的な影響はなく、意根の認識が変わらなければ、身心世界も変わりません。実際、こうした理解はないに等しく、結局のところ聞いたことは虚、見たことが実なのです。学んだ理論的な知見は、実際の証得からは程遠く、いくつかの識の働きについて依然として混乱したままであり、逆境に遭えば疑念が増し、おそらく以前のこうした認識を否定して、見解が反対になる可能性もあります。

真に如来蔵を見るためには、理論に基づいて推理したり、鸚鵡返しに学んだりするのではなく、修行に励んで如来蔵を証知する必要があります。如来蔵を証知するには多くの因縁と条件が必要であり、まずは業障を消滅させ、福徳を増大させ、定力を具足させ、信心を円満にし、戒律を厳格に守り、忍辱の修行を深め、そしてこれら一切の法の修持に精進し、最後に般若の智慧も具足しなければなりません。要するに、如来蔵を証得するとは凡夫の心性を菩薩の心性に転換させることであり、身・口・意の行いのいずれの面においても菩薩に相応しいものとし、戒・定・慧は菩薩と同様にし、煩悩性障を軽減し、菩薩の大福徳と大智慧を具足し、心量を菩薩のように広大にし、衆生に恒順し、大いなる心を発して衆生の利益と安楽を図ることです。

こうすることはまるで生まれ変わるかのように、身心世界に相応の変化が生じ、凡夫の段階とは明らかな違いと大きな進歩が見られます。要約すれば、菩薩の六波羅蜜万行を具足することが必要であり、それが不足すれば見道して真の菩薩となることはできません。今から、計画と段階を踏んで全面的に自己を完成・向上させ、因縁の時節が熟するのを待ちましょう。焦る気持ちを持たず、得たり失ったりを気に病まず、功利的な心を持たず、発心は大きく、因には努力し、果には縁に任せることです。

——生如法師の開示
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無上妙法は以心伝すべく不可言伝

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