衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

生如法師ウェブサイトロゴ

日常法話

2024年12月01日    日曜日     第1開示 合計4291開示

意根の慧こそ肝要

八つの識にはすべて慧心所が存在しますが、第八識の慧心所についてはひとまず置き、前七識の慧心所の中では、第七識である意根の慧心所が最も重要であり、修行と証悟において最も決定的な要素となります。それは衆生の根本的な智慧の程度を表しており、意根が六識の生起と活動を決定し、六識のすべての身口意の行いを決定するからです。またある程度は六識の智慧も決定し、前六識は意根に制約されているため、意根の智慧が決定的な役割を果たします。これは衆生の生死存亡、そして解脱か生死の束縛かに関わる問題です。

もし意根に智慧がなければ、六識にどれほど智慧があっても無駄です。六識が造る業行は意根が主宰し、どのような業の種子が生じるかは意根の心の行いによって決定され、未来世にどのような業の果報があるかは意根の心の行いによって決定され、来世が生死輪廻か解脱成仏かは意根の心の行いによって決定されます。したがって、我見を断つ智慧や証悟の智慧、そしてすべての三昧の智慧は、意根によって獲得されます。意根の智慧を離れては、修行が成果を語ることはできません。初果や初果向を含め、凡夫の段階における様々な転換も同様です。


——生如法師の開示
前へ前へ

勝解心所法

次へ 次へ

意根の二種の煩悩心所有法

ページトップへ戻る