衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2024年10月06日    日曜日     第1開示 合計4264開示

覚受と意根との関係

問:なぜ夢を無理に中断されると、目覚めた時に頭痛を感じ、自然に夢が終わって目覚めた時は頭痛がしないのでしょうか?

答:夢は意根(いこん)が作り出します。意根に心配事があり静かでないと、夢の中で表現されます。夢が突然無理に中断されると、意根の思いが未消化のままとなり、苦しみを感じます。意根が苦しむと頭痛を引き起こすのです。これは心が体に影響を与える現象であり、意根が喜ぶことも不快に感じることも、何らかの形で現れ、体に表出します。例えば、手舞足踏(しゅぶそくとう)、喜色満面(きしょくまんめん)、全身震顫(ぜんしんしんせん)、怒髪天を衝く(どはつてんをつく)などです。これらの現象から見ると、意根には受(じゅ)があり、しかも捨受(しゃじゅ)だけではないことが分かります。夢が無理に中断され、すぐに目覚めた時も、即座に頭痛を感じます。この頭痛は意識(いしき)とは関係なく、意識は単に頭痛を感じるだけです。頭痛を促すのは意根であり、意根が成し遂げたかったことが完了せず、心が不快で耐えられないため、発散させようとするのです。普段から呪文(じゅもん)を唱え、仏号(ぶつごう)を称えることを多く行い、心が清浄で事なき状態であれば、夢を見なくなり、睡眠の質も良くなります。

——生如法師の開示
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なぜ悪夢を見ている時に念仏を一声唱えると悪夢が消えるのでしょうか。

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夢は意根の思念より生ず

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