衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2024年07月01日    月曜日     第1 回の開示 合計4209回の開示

六波羅蜜もまた空相であります

金剛経原文:如来の説く第一波羅蜜は、即ち第一波羅蜜に非ず、是れを名づけて第一波羅蜜と為す。須菩提よ、忍辱波羅蜜は、如来の説く所の忍辱波羅蜜に非ず、是れを名づけて忍辱波羅蜜と為す。

釈:如来が説く第一波羅蜜とは、真実に第一波羅蜜という実体が存在するのではなく、ただ名称として第一波羅蜜と称するのである。須菩提よ、忍辱波羅蜜もまた真実の忍辱波羅蜜が存在するのではなく、忍辱波羅蜜は幻化した仮の相であり、ただ名称として忍辱波羅蜜と称するのである。

菩薩の六波羅蜜は、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧である。大菩提心を発して仏道成就のために六波羅蜜を実践すれば涅槃の彼岸に到ることができ、これを六波羅蜜と称する。波羅蜜とは涅槃の彼岸に到ることを意味し、菩提心なくして六波羅蜜を行えば、それは単なる善法に過ぎず波羅蜜とはならず、涅槃の彼岸に到ることはできない。

六波羅蜜中の第一は布施波羅蜜であるが、菩薩の全ての布施行は金剛心によって成就され、金剛心が幻化し執持するものであり、生滅・変異・無常である。故に布施波羅蜜は空相・仮相であって真実の相ではなく、即ち第一波羅蜜に非ず、仮に第一波羅蜜と名づけるのである。忍辱波羅蜜もまた金剛心によって幻化成就されたもので、実体ある属性はなく、真実の忍辱相も波羅蜜相も存在しない。従ってこれも空相・仮相であって真実の相ではなく、忍辱波羅蜜に非ず、仮に忍辱波羅蜜と名づけるのである。持戒波羅蜜・精進波羅蜜・禅定波羅蜜・智慧波羅蜜も皆同様に、波羅蜜に非ず真実の相なく、全て幻化した空相・仮相であり、仮に波羅蜜と名づけるのである。

——生如法師の開示
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