意根の機能は主に主宰性であり、決定権を有することです。これは誰にもどうしようもないことで、如来蔵の機能は法爾如是であり、種子と資源を有するが故に、一切の法を変造し維持することができます。意根に思いさえあれば、如来蔵は可能な限り協調します。これによってこそ、意根の強力な我性と主宰性、および如来蔵の縁に随うことと無我性が顕現されるのです。意根と如来蔵は影の如く付き従います。唯識法を多く学べば、将来悟りを開く際に、非常に深く透徹した悟りを得られ、根源まで悟り通すことができます。学ぶ法が浅ければ、悟りも浅くなります。もし初禅定があれば、悟りを開く際に十行位や十回向位に至る可能性もあるでしょう。
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