衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2024年04月20日    土曜日     第1開示 合計4162開示

識心には内外の相の区別がありません

医者が病人を治療し、病人の身体を健康にするのは、医者の外相分が変わるのか、それとも内相分が変わるのか?病人の色身は医者にとって外相分であり、病人の身体が健康になるのは医者の外相分が変化したことであり、内相分は外相分の変化に伴って変化する。

一方、他人の心を変えることは、他人の心を変化させることに属し、心の中の知見、考え方、観念、態度などが変化する。識心はただどの衆生に属するかによって分けられるだけで、内外の区別はない。識心は形も相もなく、伝導によって他人の勝義根に入ることはないため、色法のように内外の相分に分けられることはない。識心は多くの如来蔵が共同で顕現したものではなく、衆生個体の如来蔵が単独で出生したものであり、公共のものではないため、内外の説は存在しない。識心が変化を起こすとは、識心の認知、感受、心意、態度、考え方、決定、心境、心所法などが変化することを指す。


——生如法師の開示
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意根と如来蔵の関係

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