衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2024年02月08日    木曜日     第2開示 合計4116開示

善業を行う際の作意の重要性

法施やその他の善行を行う際には、常に良き作意を持つべきです。心の中で他の人々が様々な利益を得られるようにと願い、そのような心を発すると、護法神がその願いを成就させるだけでなく、自身の如来蔵もまた願いの成就を促します。こうして布施を受ける者は感応を得て加護を受け、心が愉快になり、布施を受け入れやすくなります。心の器量が開かれ、智慧が生じるのです。こうして善縁が結ばれ、自身も福徳と功徳を増し、事半功倍の効果で自他双方が利益を得、物事が円満に成就します。

心の働きは全てを変える力を持ち、回向と同様に、一人の善き心念が発せられた瞬間、それは磁力を持つようになります。磁場のエネルギーが増大し、人を容易に摂受するのです。発心が至誠であればあるほど、加持力と導きの力が生じ、相手は心霊感応を得て、読むのが軽やかで愉快になり、効果も良くなります。呪願をかけるのはまさにこの作用を果たすためで、他者が加護と助力を得て良くなるほど、自身の福徳功徳は自然と大きくなります。これを自利利他と呼び、人を救う者は自らも救われるのです。何事においても同様で、自身の心意を込め、至誠の心で事に当たり、専注の心で事を行えば、どんなことも良く成し遂げられます。ご飯を作れば香ばしく、花を育てれば繁茂し、野菜を栽培すれば高収量となり、事業を行えば物事は容易に成就します。

人それぞれの心の使い方は異なり、結果も大きく変わります。他者に自身の誠意を感じさせれば、相手はその誠意に応え、回報は速やかに訪れます。なぜある人が人と接する際、他者から好かれるのでしょうか。それは誠実な心と専注の心を持ち、善意を発すれば、他者がそれを感じ取ることができ、また応答と反響があるからです。これが効果なのです。華厳経において世尊は、何事を行う際にも常に対応する真言を唱え、他者が善果を得られるように願い、呪願によって他者が善法の功徳利益を得られるようにと教えられました。呪願が成就する時、衆生は利益を受け、自身も相応しい功徳と福徳を得るのです。利他は必ず自利に通じます。

——生如法師の開示
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無心の過ちは罪なくとも悪報ある

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