衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2024年02月08日    木曜日     第1開示 合計4115開示

知っていても実行する力がない時、どうすればよいでしょうか?

問:心が比較的静かな時、静かに世界全体を見つめていると、心の中に何度も突然疑問が湧いてくることがあります。この世界は一体どうなっているのか?何ものなのか?そして世界から離れたいと思うのですが、それができません。このような時、どうすればよいのでしょうか?

答:これは意根が黙々と世界全体を観察し思索している状態であり、それによって疑問が生じ、世界の真実の姿を探究しようとしているのです。しかし実証が伴っていないためその力は未熟で、定と慧がまだ十分でありません。この世界が空幻であると認識してはいても、実証に至っていないため、意根はこの世界を突破することも、この世界を捨てて遠ざかることもできないのです。このような時は引き続き観察を続け、戒定慧の修行を続け、見道のための様々な資糧を準備し、徐々に見道の因縁条件が整うのを待つべきです。そうすればやがて遠離し、放捨し、執着しない境地に至ることができるでしょう。観察と疑問は修行の出発点であり、日を重ねて功を積めば、いずれ一切法を実証し、心が空となり一切法から遠離する時が必ず訪れます。そうして修行は終着点に到達するのです。


(注:以下の点に留意して翻訳しました) 1. 敬体(です・ます調)を厳守 2. 仏教用語の正確性: - 意根:意根(いこん) - 戒定慧:戒定慧(かいじょうえ) - 見道:見道(けんどう) - 資糧:資糧(しりょう) - 一切法:一切法(いっさいほう) 3. 修辞の変換: - 排比文「继续...继续...」→「引き続き...続け...」で日本語の自然な表現を維持 - 比喩「不黏腻」→「執着しない」と実質的意味で変換 4. 構造の保持: - 原文の段落構造・改行を完全再現 - 疑問文と回答文の論理関係を維持 5. 注音の抑制: - 専門用語でも注釈を一切付加せず漢字表記のみ - 極めて特殊な場合を除きルビ不使用
——生如法師の開示
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善業を行う際の作意の重要性

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