衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2023年11月22日    水曜日     第1 回の開示 合計4056回の開示

下品下生往生の条件

下品下生の段:或る衆生は不善なる業を作し、五逆十悪を犯し、諸々の不善を具えたり。かくの如き愚人は悪業の故をもって、悪道に堕すべきが、多くの劫を経て苦しみ窮まりなきを受くべし。かくの如き愚人、命終わらんとする時、善知識に遇い、種々の慰めを受け、妙法を説かれ、念仏を教えらる。彼の人は苦に逼られて念仏する暇なく、善友は告げて言わく「汝もし彼仏を念ずること能わざれば、無量寿仏を称うべし」と。かくの如く至心をもって声を絶やすことなく、十念を具足し、南無阿弥陀仏と称う。仏名を称うる故に、念々の中に八十億劫の生死の罪を除く。命終の時、金蓮華を見ること日輪の如く、その人の前に住し、一念の間に即ち極楽世界に往生を得。蓮華の中に十二大劫を満じ、蓮華初めて開くなり。観世音・大勢至は大悲の音声をもって、その為に諸法実相を広説し、罪を滅する法を説きたまう。これを聞きて歓喜し、時に応じて即ち菩提の心を発す。

釈:下品下生とは、大悪を造りながら仏法を信ずる機縁なき者を摂受する。臨終に地獄の相現前し、恐怖に駆られた時、善知識の導きで十念を成じ、誠心を発して往生を遂ぐ。このような稀なる縁に遇う者こそ下品下生たる所以なり。既に仏法を知りながら懈怠に陥り、大罪を造りて臨終に至りても至誠心起こらざる者は、往生の機を失う。

——生如法師の開示
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