どうすれば睡眠に影響を与えずに意根に問題を考えさせるか？

睡眠に支障をきたさずに就寝前に意根に課題を与え、睡眠中に問題を思索させるためには、意根がその問題を熟知し、問題の内容を理解していることが必要です。意識が再び分析を助けたり、情報を伝達する必要がなく、またその問題が急を要さず、即座に答えを得る必要がなければ、意根は安心して六識を滅却させることができます。

課題を与え思索問題を提示した後は、他のことを行わず、考えず、直接就寝し、意根がこの一事のみを心に留め、他の事柄に覆われ影響されないようにします。意根が意識を起用して思考を補助する必要があるのは、問題に未熟で解決の筋道や方向性が見出せず、意識の分析による参考情報を必要とする場合です。意根が問題を熟知し解決法を有する場合、仮に意識が分析を助けようとしても、意根はそれを用いず、邪魔だと感じるでしょう。