繁中日語

日常開示

2023年04月04日火曜日第1 回の開示 合計3911回の開示

非自然的かつ非縁起的なるものとは何か

楞厳経において、仏は一切の法が自然に存在するものではなく、因縁和合によって生じたものでもなく、如来蔵の性質が顕現したものであると説かれています。例えば山の樹木について、もし自然に存在するというならば、自然に滅びるはずです。滅びた後、再び生じるだろうか？そうではありません。ましてや多くの樹木は人工的に植えられたものであり、人工的でない部分であっても自然に存在するのではなく、地球の出現に伴い漸く現れたものです。

では、樹木は因縁和合によって存在するのであろうか。そうではありません。表面的には樹木の発生が、人為的な植樹・灌漑・施肥・日光照射などの因縁和合によって成長したように見えますが、実際にはそうではなく、これらの因縁法は虚妄なものであり、生滅変異する実体のない作用です。実体としての作用は如来蔵にあり、如来蔵が五大種子を聚合して成り立たせています。五大種子がなければ樹木は存在せず、樹木の細胞の微粒子さえ現れません。外的な因縁法すら如来蔵の七大種子の聚合によるものであり、実体としての因縁法は存在しません。故に樹木は如来蔵の性質を具え、衆生が樹木を見る時、それは如来蔵の見性仏性の妙用であり、妙なる真如の性質なのです。

——生如法師の開示

根身器界とは何法か

誰が悟りを求めるのか、どのように悟るのか