衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2023年02月09日    木曜日     第1開示 合計3851開示

覚受と意根の関係

問:なぜ夢が無理に中断されると、目が覚めた時に頭痛を感じるのに、夢を最後まで見て自然に目覚めた場合は頭痛がしないのですか?

答:夢を見るのは末那識の働きであり、末那識に心配事があって静まらない時、それは夢に現れます。夢の途中で突然無理に中断されると、末那識の思いが未消化のまま残り、苦しみを感じます。末那識が苦しむと頭痛を引き起こすのです。これは心が身体に影響を与える現象であり、末那識が喜ぶ時も不満を抱く時も、何らかの作為(身体的反応)を生じ、それが身体に現れます。例えば手を舞い足を踏む、嬉しさで顔がほころぶ、全身が震える、怒髪天を衝くなどです。これらの現象から見て、末那識には感受(受)があり、しかも捨受(中性的な感受)だけではないことが分かります。夢が無理に中断され即座に目覚めた時、同時に即座に頭痛を感じますが、この頭痛は意識(第六識)とは関係がありません。意識は単に頭痛を感じているだけで、頭痛を引き起こしているのは末那識です。末那識が成し遂げたかったことが完了せず、気分が落ち込んで耐えられないため、発散させようとするのです。普段から真言を唱えたり念仏をしたりして、心を清らかにし雑事をなくせば、夢を見なくなり、睡眠の質も良くなります。

——生如法師の開示
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なぜ悪夢を見ている時に念仏を唱えると悪夢が消えるのでしょうか

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夢は意根の思念からなるものです

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