衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2023年02月07日    火曜日     第2開示 合計3849開示

意識に対する意根の警覚作用

問:ある時、私は墓地の脇で茵陳(カワラヨモギ)を採っていたところ、背後の誰かがいるような感覚が常にありましたが、実際には周囲に人影はありませんでした。これは意根の感覚でしょうか、それとも意識の感覚でしょうか。実在するものか錯覚でしょうか。

答:誰かがいるという感覚は意識の感覚です。この感覚は意根が意識に伝えたものであり、意識は背後に人がいることを見てはいませんが、意根はそれを感知できます。意根はこの事態を処理できないため、意識に感覚を起こさせて後で処理させます。この時点で意識が理解できなければ、処理はできません。意識が背後に幽霊がいる可能性を理解すれば、離れるか留まるかの決定を下します。度胸がある者は留まり、度胸が小さい者は離れるでしょう。もちろんこの度胸とは意根のことを指し、最終的に離れる決断を下すのも意根の決定です。

意根は意識が見えない人や物事、あの世の衆生を含めて知ることができますが、意識はそれを認識しません。意根が意識に知らせようとすると、意識は疑念や感覚を抱きます。意識に智慧があれば、合理的に分析し思索し推論し、何が起きているかを理解できるようになります。

——生如法師の開示
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なぜ悪夢を見ている時に念仏を唱えると悪夢が消えるのでしょうか

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