衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2023年01月28日    土曜日     第1開示 合計3838開示

五蘊はどのように機能するのか

お茶を飲むことを例に説明します。お茶を飲むことは五蘊全体の和合した運営過程であり、色・受・想・行・識の五蘊と六根・六塵・六識の十八界すべてがこれに関与し、根・塵・識の三者が互いに触れ合い和合して一体となって運営されます。その主導者は意根であり、六識と五根・六塵の触・受・想・思の活動を調整し制御する役割を担っています。最も機敏で迅速なのは意根であり、意識は多くの場合何も気づかないうちに物事を成し遂げてしまいます。五識はそれに合わせてまるで思考がないかのように、完全に意根の意図に忠実であり、意識は時に理解しきれないこともあります。

お茶を飲む過程全体も同様です。もしお茶が熱すぎれば、手にこぼれた瞬間に反射的に払いのけてしまい、意識による識別や思惟分析を行う暇もありません。意根が茶杯を持ち上げたい、お茶を飲みたいと望めば、根と塵は触れ合い六識を生み出して協調して運営し、意根の指令を完了させ、ようやくお茶を口にすることができます。具体的な六根の運営、六識の運営については自ら当てはめて観察する必要があり、特に細部についてはなおさら自ら心を落ち着けて観察し、五蘊の概念を明確に理解し、十八界の機能と役割をはっきりと把握する必要があります。

——生如法師の開示
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二重人格は意根の多格である

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禅定において意根の思量をどのように働かせるか

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