繁中日語

日常開示

2023年01月16日月曜日第3 回の開示 合計3823回の開示

覚観思惟と顕境名言の区別

覚観は意識の覚観であり、思惟もまた意識の思惟である。意識にはさらに、文字や言語を通じて六塵の境界を顕現させる機能がある。覚観から思惟が生じ、思惟から言葉や文字が生まれ、言葉や文字によって境界を表現し顕現することができる。しかし最初の覚観には言葉や文字がなく、最も深微な覚観にも言葉や文字は存在しない。言葉や文字を伴う思惟は比較的粗雑で表面的であり、繊細さに欠ける。意識が言葉や文字を離れ、覚観や思惟を行っている時と、意根の言葉や文字を伴わない状態とは、極めて区別が困難で、明と暗が混ざり合い、ほとんどどちらがどちらか判別できないほどである。

——生如法師の開示

瑜伽師地論第三十四巻（九十）

意根と識慧の違い