原文:聖住とは、空住、無願住、無相住、滅尽定住をいう。天住とは、諸々の静慮、諸々の無色住をいう。梵住とは、慈住、悲住、喜住、捨住をいう。またその時、極まり究竟し、畢竟して無垢となり、畢竟して梵行の边际を証得し、諸々の关键を離れ、すでに深き坑を出で、すでに深き壕を渡り、すでに能く彼の伊師迦(我慢の山)を摧伏し、これ真の聖者なり。高き幢(憍慢の象徴)を摧滅し、すでに五支(貪・瞋・癡・慢・疑の五煩悩)を断じ、六支(戒・定・慧・解脱・解脱知見の六功徳)を成就せり。
解釈:いわゆる聖住とは、空住、無願住、無相住、滅尽定住を指す。いわゆる天住とは、種々の禅定の境地、あらゆる無色界の住を指す。いわゆる梵住とは、慈住、悲住、喜住、捨住を指す。また一切の煩悩を断尽した時、究竟の域に達し、もはや汚れなく、畢竟して清浄なる梵行の边际を証得し、一切の要害を離れ、すでに深い穴から脱出し、すでに深い壕を越え、すでに我慢の高山を摧伏することができ、真の聖者であり、高慢の幢を摧滅し、すでに貪・瞋・痴・慢・疑の五支の煩悩漏を断除し、戒・定・慧・解脱・解脱知見の六支の功徳を成就したのである。
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