衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2022年11月15日    火曜日     第1 回の開示 合計3749回の開示

瑜伽師地論 第三十四巻(四十五)

原文:なぜならば、愛などの結びつくところにおいて愛などの結びつきが生じ、貪りなどの縛るところにおいて貪りなどの縛りが生ずるがゆえに、生老病死愁悲憂苦を招き集め、一切の悩乱純粋なる大苦蘊を引き起こすからである。かくのごとくまた、有漏有取の苦楽に順じない一切の蘊において、不安穏なる行いによって苦行に入り込むのである。なぜならば、有漏有取の苦楽に順じない一切の諸蘊は、粗重とともに運行し、苦楽の種子が随逐する所であり、苦苦と壊苦は解脱しないがゆえに、一切皆無常なる滅法であるからである。

釈:どうしてかというと、愛などの結縛する所に愛などの結縛が生じ、貪りなどの結縛する所に貪りなどの結縛が生ずるならば、生老病死憂悲愁苦を招き集め、一切の憂悩純粋なる大苦が集積するからである。このようにまた有漏で執取ある、苦楽に順じない一切の蘊において、不安定な行いを通じて苦行の修習に入るのである。なぜならば、有漏で執取ある苦楽に順じない一切の諸蘊は、粗重な煩悩とともに運行し、苦楽の種子が追随する所であり、苦苦と壊苦は解脱しないがゆえに、一切の法は無常なる生滅法であるからである。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

意根と意識の四つの関係

次の記事 次の記事

瑜伽師地論 第三十四巻(四十六)

ページのトップへ戻る