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日常法話

2022年11月04日    金曜日     第2開示 合計3726開示

瑜伽師地論 第三十四巻(二十九)

原文:如何にして庫蔵の変異し無常なる性質を観察するか。これは、種々の庫蔵を見るに、ある時は満ち溢れ、ある時は滅び尽きるのを見る。この事を見て後、このように思うのである。かくの如き諸行は、その性質が無常であると。残りの部分は前述の通りである。如何にして飲食の変異し無常なる性質を観察するか。これは、種々の飲食を見るに、ある時は未だ調わず、ある時は既に調い、ある時は口に入り歯で咀嚼され、唾液と混ざり合い細かに嚥下され、ある時は腹に入り次第に消化され、ある時は屎尿に変わり流れ出るのを見る。この事を見て後、このように思うのである。かくの如き諸行は、その性質が無常であると。残りの部分は前述の通りである。

釈:如何にして庫蔵の変異し無常なる性質を観察するか? 種々の庫蔵がこの時は満ち溢れ、また彼の時には消え滅び尽きるのを観察し、これらの現象を観察した後、このような思いが生じるのである:かくの如き諸行は、その性質が実に無常であると。如何にして飲食の変異し無常なる性質を観察するか? 種々の飲食を観察すると、この一時にはまだ調っておらず、彼の一時には既に調い、この一時には口に入り咀嚼され、唾液と共にゆっくりと嚥下され、彼の一時には飲食が腹に入り消化され、そして屎尿に変わり排泄される。これらの現象を観察した後、このような思いが生じるのである:かくの如き諸行は、その性質が実に無常であると。

——生如法師の開示
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瑜伽師地論 第三十四巻(三十)

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