衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
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日常開示

2022年11月03日    木曜日     第2 回の開示 合計3723回の開示

瑜伽師地論第三十四巻(二十八)

原文:いかにして水の事の変異無常の性を観察すべきか。先にある時に諸々の河川・池泉・井戸等を見るに、波濤湧き溢れ甘露の水満ち溢れり。後に一つの時に至りて、見るにそれら一切枯渇し干上がりぬ。この事を見て已りて、すなわちこのように思う「かくの如き諸行は、その性無常なり」と。余は前に説きし如し。いかにして業事の変異無常の性を観察すべきか。先にある時に、見るに種々の利を求める牧畜・農耕・工巧・正論・船舶運行等の業、皆ことごとく興隆せり。また一つの時に至りて、見るにそれらの事業皆ことごとく衰損せり。この事を見て已りて、すなわちこのように思う「かくの如き諸行は、その性無常なり」と。

釈:いかにして河川等の変異無常の性を観察すべきか。かつてある時に諸々の河川・池泉・井戸等を見るに、水波が濤のように湧き上がり、甘露の如き水が満ち溢れていたが、後にある時には、それら全てが枯渇し干上がっているのを見る。これらの現象を観察して後、心にこう思うのである:かくの如き諸行は、その本性まことに無常である。いかにして営み為す業の作用の変異無常の性を観察すべきか。かつてある時に世俗の利を求める農牧業・建築技術・各種の学芸、そして世間における正当な演説論議、船舶運輸の業などが全て盛んに行われているのを見るが、後にある時には、これらの事業が全て衰退しているのを見る。これらの現象を観察して後、心にこのような念いが生じる:かくの如き諸行は、その本性まことに無常である。

——生如法師の開示
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