衆生无边誓願度
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日常法話

2022年10月07日    金曜日     第2開示 合計3696開示

瑜伽師地論 第三十四巻(十三)

原文:いかにして内事の顕色に現れる所作、変異無常の性を尋思するか。すなわち、自らあるいは他者が先に妙色あり、肌膚鮮やかに潤沢なるを見、後に悪色となり、肌膚枯槁するを見、さらに後時になって再び妙色、肌膚鮮やかに潤沢なるを見ることを観察する。この事を見た後、このように思うのである。かくのごとき諸行は、その性無常なり。なぜならば、この内なる顕色が前後して変異し、現に得られるからである。

釈:いかにして内身の事柄である眼識の見る顕色の上に現れる、変異無常の性を観察するか。自らと他人が元は美しい肌色を持ち、肌が若々しく潤いある状態であったが、後に肌色が悪化し、枯れて潤いを失い、しばらく経つと再び色艶が良く肌に潤いがあるのを見る。これらの現象を観察した後、心の中でこのように考えるのである。このような諸行は、その性質が確かに無常である。なぜこのように言うのか。これらの身内の顕色が前後で異なり、変異無常であることは、現前に観察できるからである。

——生如法師の開示
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