衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2022年10月02日    日曜日     第1 回の開示 合計3692回の開示

瑜伽師地論 第三十四巻(十)

時節の変異とは、秋冬の時節に、叢林の薬草や花葉・果実などが萎れ黄ばみ零れ落ち、春夏の時節には再び枝葉花果が青々と茂り栄えることを指す。火による焼失とは、猛火が蔓延して村落を焼き払い、都城や王宮が悉く灰燼に帰することをいう。水による漂没とは、洪水が氾濫して村落を押し流し、都城や王宮が悉く水没することを指す。風による乾燥とは、大風が吹き荒れて湿った衣類や地面、農作物や叢林を吹き乾かし、日に日に枯れ萎ませることを意味する。

釈:時節の変異とは、秋冬の季節に叢林の薬草や花・葉・果実などが枯れ黄ばんで散り、春夏になると再び枝葉花果が青々と繁茂することを説明する。火による焼失は、大火が燃え広がって村落を焼き尽くし、都城や王宮が灰燼に帰する様を表す。水による漂没は、大水が溢れて村落を押し流し、都城や王宮が水没する状態を指す。風による乾燥は、大風が吹き荒れる際に湿った衣類や土地、農作物や叢林を吹き乾かし、次第に枯れさせる現象を意味する。

——生如法師の開示
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