衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

生如法師ウェブサイトロゴ

日常法話

2022年05月12日    木曜日     第2開示 合計3625開示

反照力を有する意識は五俱意識か独頭意識か

反観力とはすなわち自証分であり、自己が自ら及び自らの心所法を証知することである。この時、自身の識心と心所法は相分となり、この相分は五塵とは無関係な独影境であり、したがって五倶意識とも無関係で、独頭意識に対応する相分である。ゆえに自証分を有する反観力は独頭意識のものであり、五倶意識のものではない。二種の意識を区別する要点は、対応する法塵が五塵と関連するか否かにあり、関連のないものは独影境の法塵であり、独頭意識によってのみ了別される。

五倶意識が現れるとき、独頭意識も現れることがあり、二種の意識は同時に存在しうる。例えば花を見る場合、花に関する思索・追憶・想像などはすべて独頭意識のものである。五倶意識は五識と共同で眼前の花を了別するのみであり、過去および未来の花は独頭意識によってのみ了別される。この過去と未来には一分前・一分後も含まれ、要するに当の境界ではない。例えば向かいの人を見る場合、その人に関する感想や念いなどはすべて独頭意識のものである。五倶意識には思想観念がなく、回想や展望はできず、了別する法塵は五塵の境界を離れない。

回向文:当ネットワークプラットフォームにおける全ての弘法と共修の功徳をもって、法界の衆生に回向し、世界の民衆に回向します。世界平和を祈願し、戦争起こらず、烽火燃えず、干戈永遠に止むことを。あらゆる災害・難がことごとく消退することを。各国国民が団結し互助い、慈心をもって相対することを祈願します。風雨順調で、国泰く民安んずることを。全ての衆生が因果を深く信じ、慈心をもって殺生せず、広く善縁を結び、広く善業を修め、仏を信じ学び、善根が増長することを。苦を知り集を断ち、滅を慕い道を修め、悪趣の門を閉ざし涅槃の路を開くことを。仏教が永く興隆し、正法が永く住することを祈願します。三界の火宅を変じて極楽の蓮邦とならんことを。

——生如法師の開示
前へ前へ

夢中で夢を知ることは意識の証自証分か、それとも自証分でしょうか

次へ 次へ

なぜ夢の中では夢と知らないのか

ページトップへ戻る