原文:復次に、無知・無見・現観無きこと、黒闇・愚痴、及び無明の闇、これら六種の無明の差別は、前に説かれた七種の無知事に従い、次第に知るべし。後の二つの無知事を総合して一つとし、この最後の無明黒闇を生起せしむ。更に差別あり、すなわち聞・思・修によって成る三慧の対治する差別、その次第の如く、前三種を説く。即ちこの対治する軟・中・上品の差別により、後三種を説く。かくの如く対治の差別故、自性の差別故に、六種の差別を建立すべし。
釈:さらに、無知・正見無きこと・現前に観察できぬこと・心中の暗黒・愚痴、および無明の闇、これら六種の無明の差別は、前に述べた七種の無知事の次第に従って理解すべきである。六種の無明と七種の無知事のうち後の二つ(染浄愚と増上慢愚)を合わせて一つとし、六種の無明中最も深い無明の闇を生じる。また別の観点として、聞・思・修によって修められる三慧(聞慧・思慧・修慧)が対治する無明の差別があり、その順序に従えば前三種(無知・無見・現観無きこと)を了知する。これら三慧が対治する初・中・上品の差別が、六種の無明中の後三種(暗黒・愚痴・無明の闇)に対応する。さらに、三慧による対治の差別と、これらの法の自性の差別に基づき、六種の無明差別が建立されることを知るべきである。
(中略)
回向文:当ネットプラットフォームにおける全ての弘法と共修の功徳を、法界の衆生に回向し、世界の民衆に回向いたします。世界平和を祈願し、戦争起こらず、烽火燃えず、干戈永遠に止むことを。一切の災難ことごとく消退せんことを。各国の人民が団結し助け合い、慈心をもって相対しますよう。風雨時に順い、国泰く民安んぜんことを。一切衆生が因果を深く信じ、慈心をもって殺生を断ち、広く善縁を結び、善業を修め、仏法を信じ学び、善根を増長し、苦を知り集を断ち、滅を慕い道を修め、悪趣の門を閉じ、涅槃の路を開きますよう。仏教の永き興隆を祈り、正法の永住を願い、三界の火宅を極楽の蓮邦とならしめんことを。
回向文:当ネットプラットフォームにおける全ての弘法と共修の功徳を、法界の衆生に回向し、世界の民衆に回向いたします。世界平和を祈願し、戦争起こらず、烽火燃えず、干戈永遠に止むことを。一切の災難ことごとく消退せんことを。各国の人民が団結し助け合い、慈心をもって相対しますよう。風雨時に順い、国泰く民安んぜんことを。一切衆生が因果を深く信じ、慈心をもって殺生を断ち、広く善縁を結び、善業を修め、仏法を信じ学び、善根を増長し、苦を知り集を断ち、滅を慕い道を修め、悪趣の門を閉じ、涅槃の路を開きますよう。仏教の永き興隆を祈り、正法の永住を願い、三界の火宅を極楽の蓮邦とならしめんことを。
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