衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2022年01月27日    木曜日     第1 回の開示 合計3569回の開示

有所得の心は解脱果を得られるか

常々私はこう尋ねられます。「師父様、私は果を証したい、明心見性したい、七住位に至りたいのですが、どう修行すればよいのでしょうか。お助けいただけませんか」と。

このような考えを持つ人々の心行はどのようなものでしょうか。どうすれば彼らを助けられるのでしょうか。世間に利益あるところには人々が群がり、仏教に利益あるところにも同様に人々が集まります。なぜ衆生は利益あるところへ向かうのでしょう。我あり、我が所有あり、法あり、執着あるが故に、求める心が生じるのです。我ある心で、求める心で、仏法上の利益を求めても、真の利益は得られるでしょうか。無我無求こそが果を得る道であり、我あり求める心ある者がどうして果を得られましょうか。

仏法を学ぶこれらの衆生は、得るべき果があると考え、仏法における果の利益を見て、ただちに利益の場所へ向かい、奪い取ろうとします。このような態度で、いったいどのような果証が得られるでしょうか。なぜ今や虚偽の果が氾濫しているのでしょう。得んとする心で偽りの果を得た者が、どうして三悪道に堕ちずにいられましょうか。心中の果が空じられず、利益が空じられず、名利が空じられぬ者が、我見を断つことができましょうか。我見を断たぬ者が、どうして果を得られましょうか。

無我・無人・無衆生・無命者こそが我見を断ち果を証する道であり、得んとする心で偽りの果を得た者は、我見我執を増長させ、我相・人相・衆生相・寿者相をますます重くし、道に背き逆行するのです。道は解脱であり、道に背くことは生死です。世俗は名利の場であり、ある者たちの目には仏教界もまた名利の場と映り、仏教における名利を求めれば、さらに生死へと向かうのです。

回向文:私たちのネットワークプラットフォームにおけるすべての弘法と共修の功徳を、法界の衆生に回向し、世界の民衆に回向いたします。世界の平和を祈願し、戦争起こらず、烽火燃えず、干戈永遠に止むことを。あらゆる災害ことごとく消退することを。各国人民が団結し助け合い、慈心をもって相対し、風雨順調で国家安泰、国民平和であることを。すべての衆生が因果を深く信じ、慈心をもって殺生せず、善縁を広く結び、善業を広く修め、仏を信じ学び、善根を増長し、苦を知り集を断ち、滅を慕い道を修め、悪趣の門を閉ざし涅槃の路を開くことを。仏教が永遠に栄え、正法が永住し、三界の火宅を変じて極楽の蓮邦となることを祈願いたします。

——生如法師の開示
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