衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2021年12月28日    火曜日     第2 回の開示 合計3567回の開示

『いかにして楞厳経を修し悟りを開くか』

『楞厳経』は如来蔵の法を最も透徹して説いた経典であり、悟りへの正統なる門戸と呼ぶに相応しい。これにより諸法の実相を悟り、人々の根器に応じて悟りの深浅は異なるものの、遂には深遠なる道種智を具足するに至る。菩薩の六波羅蜜を具え、戒定慧を円満した者にとって、因縁の時節至れば、楞厳経を読むや即座に悟道するのである。

禅定の基礎なく、未到地定を具えず、真実の参究体験なき者に、悟道は到底及ばぬ。未到地定に至ることと、未到地定を具足することの間には尚隔たりあり。多くの者は未到地定さえ修得せず、ましてや未到地定具足には程遠く、悟道とは雲泥の差あれど。未到地定不具足の段階では意根をもって参究できず、ただ意識の解析段階に留まり、観修を深め得ぬ。定力不足では心念一処に定まらず、妄念散乱して真の智慧生ぜず。禅定の重要性ここに極まる。

因縁の時節至れば、忽ちにして悟りが開け、遮るべからざるこれ頓悟なり。漸次に明らむるは意識の解析に過ぎず、実効を伴わぬ。

回向文:当ネットプラットフォームにおける全ての弘法と共修の功徳を、法界の衆生に回向し、世界の民衆に回向す。世界の平和を祈り、戦争起こらず。烽火燃えず、干戈永遠に止む。一切の災難悉く消退せんことを。各国人民が団結相助け、慈心以て相対し、風雨時に順い、国泰く民安んぜんことを。一切衆生が因果を深く信じ、慈心をもって殺生せず、善縁を広く結び、善業を修め、仏法を信じ学び、善根を増長し、苦を知り集を断ち、滅を慕い道を修め、悪趣の門を閉じ、涅槃の路を開かんことを。仏教の永き興隆、正法の永住を祈り、三界の火宅を変じて極楽の蓮邦とならんことを。

——生如法師の開示
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