衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2021年10月13日    水曜日     第1 回の開示 合計3523回の開示

煩悩を断ぜずして菩提を証することは仏説にあらず

楞伽経第二巻原文:その時、大慧菩薩摩訶薩は仏に白しき。世尊よ。世尊の修多羅に説きたまう。如来蔵は自性清浄なり。三十二相を転じて一切衆生の身中に入る。大価の宝の如し。垢衣に纏わるるが如し。如来の蔵は常住不変なり。また是の如し。而して陰界入の垢衣に纏わり、貪欲瞋恚愚痴の不実妄想塵労に汚されたり。一切諸仏の説きたまう所なり。

釈:自性清浄なる如来蔵は、大価の宝の如く、五陰・十八界・十二入の垢衣に纏わり、貪瞋痴の煩悩妄想塵労に染汚され、清浄なる如来蔵を見んと欲すれば、五陰・十八界・十二入を破り、貪瞋痴の煩悩と妄想塵労を洗い除くべし。如来蔵は然る後に顕現す。この文段は明らかに、如来蔵を証得せんとすれば我見を断じ、貪瞋痴の煩悩を除くべきことを示す。故に我見を断ぜず、煩悩を除かざれば、如来蔵を証得すること能わず。よって、煩悩を断たずして菩提を証するは、仏説に非ず。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

捨受とは何か――白雪香の観行による悟り

次の記事 次の記事

仏説優婆塞五戒相経(大妄語戒について)

ページのトップへ戻る