衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2021年09月22日    水曜日     第1 回の開示 合計3509回の開示

修定の多様な方法

各人が修得する定の方法は一様ではありません。その理由は、まず人々の器量(根器)が異なること、次に禅定が多様な側面から生じ、あらゆる方法で入定が可能であるためです。ある者は法義を思惟する際、禅定が消失し心が散乱しますが、別の者は法義を思惟する時、速やかに定力が生起し深い禅定に入ります。後者は智慧によって禅定を導き、その生起と深化を促すもので、単に座禅に頼って禅定を引き出すものではありません。智慧は雲霧を払い光明を見る手のような存在であり、この智慧を用いて心を思索すべき法義の領域へ導き、専一に思惟することによって禅定が生起し、定と慧が融合します。定慧の等持こそが最も容易に三昧を生じさせ、解脱の果証を得る道なのです。 

修行過程においては、自らの特長と優位性を発見し、長所を伸ばし短所を補うことが肝要です。そうすれば修行は急速に進展します。智慧に優れた者は、他人と同じく四念処から観を起す必要も、白骨観から修練を始める必要もなく、修行の方法論を絶えず模索し、自らに適した独特の修行体系を構築すればよいのです。この方法論に従って修行が急速に進展することを確認したなら、それを堅持すべきです。畢竟、修行の方法論は無量に存在し、人々の器量も多様に異なるため、万人が画一的な修行方法を採用することは不可能だからです。

——生如法師の開示
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