衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年02月14日    水曜日     第6開示 合計47開示

識心は色身の内外及び中間に在らず

六識は勝義根における内六塵を分別するものですが、内六塵と接触しても、識心は色身の内外にも中間にも存在しません。『楞厳経』第一巻において、世尊はこの問題について説かれました。識心が色身の内外中間に存在しないのは、識心が形相なく、色身の中に住むことができないからです。もし色身の中に住んでいれば、色身を解剖するだけで識心の所在を発見できるはずです。

しかし身体を一片ずつ切り分けても識心を見出すことはできません。ゆえに識心は色身の中には存在しないのです。また識心が色身の外にあるならば、それは虚空中に存在することになり、六識は自己と無関係で、自己の所有に属さないことになります。虚空にある六識が自己に作用するなら、同様に他の衆生にも作用し、意識は共有されることになりますが、これはあり得ません。もし識心が色身と虚空の中間にあるとしても、真実の中間と呼べる場所は存在せず、いわゆる中間の位置を見出すことはできません。したがって識心は色身の内外や中間には存在しないのです。

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——生如法師の開示
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