日常開示

2018年02月16日金曜日第7 回の開示 合計60回の開示

五蘊において意根ただ一つが主識である

意根の平等性智とは、衆生と自己が平等で差別なく、人我の区別がなく、真如仏性を等しく観じて分別の念を起こさず、万法一如を観じて分別の念を起こさないことを指します。しかし意根はいつまでも主導する識（作主識）であり、これは変えることのできない性質です。ちょうど国家において指導者がいなければ成り立たず、二人の指導者が同時に主導権を握れば天下が大乱するように、五蘊に二つの作主識があれば、同様に大混乱を招くことになるのです。

——生如法師の開示

疑いを断ち信心を生ずることの重要性

『誰が我見を断つか』