地球上のすべての衆生が一生の間に生み出す廃棄物や汚水は、最終的にどこへ行くのでしょうか。質量保存の法則によれば、これらの廃棄物や汚水にも来歴があり、いったいどこから来たのでしょう。後世に再び地球に生を受けた時、享受するすべての物質はどこから来るのでしょうか。使い終わって廃棄物や汚水・ゴミとなった後、それらはどこへ消えるのでしょう。
多くの人々は潔癖症で清潔を好みますが、普段使っている水はどこから来ているのでしょうか。いったいどんな水なのでしょう。日常食べている食物はどこから来ているのでしょうか。どんな成分を含んでいるのでしょう。食べ残しのゴミは最終的にどこへ行くのでしょう。各国に存在する下水処理場や廃棄物リサイクル施設で処理された水とゴミは、どのように利用されているのでしょうか。例えば地面に汚水を撒いた場合、その水はどのように地中から消えるのでしょう。どこへ消えるのでしょう。汚水の一部は蒸発し、残りは地球上に留まって人々に再利用され、時に飲用されます。蒸発した分は雨となって再び地球に降り注ぎ、再利用されるのです。要するに、これらの物質は様々な形態で再び人類に使用され、色身の中に入っていくのです。
故に身の不浄を観じるのは容易です。内身も外身も清らかではなく、多くの人々が潔癖を気にするにも関わらず、真に清浄な者など存在しません。衆生は他の色身を貪り愛し、肉までも食しますが、実に道理に反しています。肉身はあまりに穢れているのです。今生で自ら生み出した膨大なゴミは、来世で再び地球に戻った際に再び享受し、子孫にも共に享受させることになります。衆生は皆生命を愛し、色身と六塵を好みますが、これらは皆甚だしく穢れたもので、何を好む価値があるのでしょう。あるいは特定の心を好むとしても、その心もまた穢れに満ち、煩悩に溢れています。何を好む価値があるのでしょうか。
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