身口意の行為を注意深く観察すれば、それがどの識に相応するか、主にどの識の造作が現れているかが分かります。もちろん全ての身口意は意根から離れず、意識からも離れませんが、その中には更に細かい差異があります。身行は六識の造作であり、この表面的現象は既に明らかですが、背後には意根の主導作用も随従作用も存在し、更に第八識の作用もあります。
口行は主に意識の造作であり、意識が主となります。もちろんその中には五識の協力もあり、意根の主導作用と随従作用も存在し、更に第八識の作用もあります。
意行は主に意根の心行を中心とし、意根の思想と心性が主に現れます。意識の作用も存在し、更に第八識の作用もありますが、意行は完全に意根と相応するものであり、意根の考え方と観念です。ただし意識の監督と調整作用は存在します。
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