衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2018年03月06日    火曜日     第2 回の開示 合計160回の開示

六識における五遍行心所の仕組み(二)

想心所が明確に弁別していない時には、さらに弁別と思惟を続けます。思心所がまだ決定を下せない時、六識は絶え間なく思惟し思考し、再び繰り返し了知します。了知した後に感受し、感受した後再び了知し、了知した後再び思惟します。思惟が明らかでなければ再び作意します。作意した後はさらに触れ、あるいは直接思考を続け、または触れた後再び思考し、思考し終えてから感受し、感受し終えてから思惟し、思惟し終えてから再び感受します。前後の順序は必ずしも一定ではありません。

五つの心所法が全て作用した後、再び作意するとは、六識の注意力を弁別すべき境界に集中させ、その後根・塵・識の三者和合して触れることです。和合して触れた後、最初に受け入れ領納し、その後了知します。了知が明確になれば感受が生じます。感受が明確でなければ、さらに了知を続け、おそらく繰り返し作意し触れ了知する必要があります。六識が全て弁別し執取した後、感受が生じて初めて、次に取るべき相応の行動を決定します。これにはまず思量し、考慮し、判断し、その後どの身口意行を取るかを選択決定します。ここでは多くの段階に分かれ、層を重ねて深く入り、ついに身行口行が造作されるに至ります。思考が明らかでなければ、再び触れ、再び作意し、再び思考し、再び了知を続け、最終的に弁別が明確になるまで継続します。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

六識における五遍行心所の働き方(一)

次の記事 次の記事

六識における五遍行心所の働き(三)

ページのトップへ戻る