衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年03月07日    水曜日     第5開示 合計167開示

三果と四果の阿羅漢の特徴

境涯に対する真の貪りが無くなった時、それが三果人であり、この時既に貪りと瞋恚の煩悩の現行が一部断除されています。境涯への執着が無くなった時、それが四果阿羅漢であり、意根における我執を断じ、三界への貪愛を滅尽しました。三果以前において心が如何に清浄であっても、それは煩悩を抑圧しているに過ぎず、煩悩を断じたのではありません。煩悩は内心に潜伏し、表には現れませんが、重大な事態が生じた際には必ず隠し切れず、必ず煩悩を現行させます。自らの煩悩を真に全面的に検出できる者は極めて稀です。故に、自らに煩悩が無いと思い込む者や、あるいは二果に達したと錯覚する者が往々にしておりますが、実際には二果とは程遠い状態なのです。

——生如法師の開示
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第七識意根における種子位の作意

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善も悪も成し得る不定心所

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