衆生無辺誓い度す
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日常開示

2018年03月07日    水曜日     第2 回の開示 合計164回の開示

六識の作意心所は、いつから作意し始めるのか

意根が如来蔵によって現れた法に縁を攀じた後、重要な法と感じると、意根は作意を起こす。作意が生じると、触・受・想の三つの心所が生起し、その後思心所が生じる。如来蔵が意根の思心所と作意心所を了別すると、意根に積極的に協力する。意根がどの法に作意し、どの法を思量し、どの法を了別しようと決定するかによって、第八識はその法の上に六識を生じさせる。生じた六識は必ず意根の作意と思量した法塵の上に存在する。意根が作意しない法においては六識は生じ得ない。故に六識の了別は全て意根の作意と思心所によって引き起こされるものであり、意根が思量した後、第八識は意根に協力して六識を生じさせる。

例えば意根が一輪の花に作意すると、その花に対して触・受・想が生じ、その後思心所が生起する。第八識も同時に意根の思心所を了別し、後脳の勝義根にある花の内色塵の上に眼識と意識を生じさせる。眼識が生起する前に、眼識は種子位において内色塵の花に向けて作意を趣向する。種子位とは識種子の段階を指し、識種子が生起する前には必ず生起の方向と処所を定め、その処所に向かって生起する必要がある。後脳勝義根の六塵は極めて多いため、どの塵に眼識や六識を生じさせるかは、意根がどの法に作意するかによる。意根が花に作意すれば、眼識種子は花の処所に出力され、識種子は生起前に後脳勝義根の花の内色塵上に生起する準備を整える。この準備が即ち作意である。

眼識と意識が種子位において花の処所に生起する準備が整うと、まず花の顕色の処所において、種子位の眼識種子は花の顕色に生起する準備を始める。これは花の顕色に作意することに等しく、作意が生じた後、眼識種子は花の顕色上に輸送され、眼識が直ちに生起する。眼識が生起すると、眼識の触・受・想・思の四つの心所が作動する。同時に後脳勝義根には花の形色・表色・無表色が法塵として存在し、意識の識種子は花の形色・表色・無表色の処所に輸送される準備を整える。意識種子が花の法塵処に輸送されると、意識は花の形色・表色という法塵に向かって生起し、こうして意識が形成される。その後、意識による花への触・受・想・思の四つの心所の作動が始まる。

眼識と意識が生起した後、二識は花に触れる。作意は既に種子位に現れており、二識が生起すると直ちに触心所の作動が始まる。最初の作意は必ず種子位で行われ、花に触れた後に受心所・想心所・思心所が生起する。この作動を経て再び作意が生じるが、この時点での作意はもはや種子位のものではなく、眼識と意識自体の作動過程における作意となる。再び触・受・想・思を経て了別した後、最終的な決断が生起し、花を見るという行為が完結する。これが眼識と意識の生起・作動の順序である。

——生如法師の開示
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