問:気脈が通じていない場合、禅定を得ることができるか。
答:気脈に大きな障害がなければ、いずれも禅定を得ることができます。必ずしも身体の状態が良好である必要はありません。禅定は総合的な要因によってもたらされるもので、一面的な原因によるものではないのです。
問:未到地定の過暗の境地とは、どのような状態か。
答:未到地定の過暗の境地とは、未到地定に修めた際、心中に無念無想となり、空定が現れた状態を指します。これにより未到地定において念いなく長い時間入定し、数日あるいは十数日間も入定することが可能となります。これは純粋な禅定であり、思惟も観行もなく、疑情も生じないため、智慧とは無関係の境地です。
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