問:気脈が通じていない場合、得定は可能でしょうか?
答:気脈に大きな障害がなければ、得定は可能です。必ずしも身体状態が良好でなければならないわけではありません。得定は総合的な要因によってもたらされるもので、単一の原因によるものではありません。
問:未到地定で深い定の境地に至るとは、どのような状態を指すのでしょうか?
答:未到地定における深い定の境地とは、未到地定に修めた際に心中に念想がなく、空定を得た状態を指します。これにより未到地定において念頭を離れ、長時間にわたり入定し、場合によっては数日あるいは十数日も入定を維持することが可能となります。これは純粋な定であり、思惟や観行もなく、疑念も生じないため、智慧とは無関係の状態です。
(注:以下の専門用語は日本仏教典籍における標準訳に従った) 1. 気脈:気脈(きみゃく) 2. 得定:得定(とくじょう) 3. 未到地定:未到地定(みとうじじょう) 4. 空定:空定(くうじょう) 5. 入定:入定(にゅうじょう) 6. 思惟:思惟(しゆい) 7. 観行:観行(かんぎょう) 8. 疑情:疑念(ぎねん) 9. 智慧:智慧(ちえ))
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