普段、空気が比較的清浄な環境下で、深い呼吸を多く行い、呼吸念仏法を用いて心身を調理することで、気脈が通りやすくなり、心が清浄になり、頭脳が明晰になり、思考が敏捷になります。歩く、座る、寝るといった動作のいずれにおいても調理が可能であり、身体の姿勢に制限はありません。人は一息の気で生きているため、気息を調えることは四大栄養分を補うことに等しく、身体は健康になります。同時に瞑想を組み合わせ、気が全身を巡ることを観想し、仏光が全身を照らすことを観想すれば、全身が軽く健康になり、病気や業障の気はすべて体外に排除されます。息と身体はともに四大によって構成されているため、調息は調身に等しく、観息も観身に等しいのです。観身を究めれば、ついには身は空となり、身は無となります。
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