いかに懺悔して業障を滅するか

問：どのように懺悔して業障を消除するのですか？  

答：最初に仏法を学ぶ際は、必ずあの発願文に従って懺悔発願を行うべきです。一つは懺悔であり、もう一つは発願です。この二つを多く行い、毎日仏前にて実践することで、悪業を消除し、善願・清浄願を起こすことができます。善願に導かれて修行すれば、次第に順調になっていきます。発願は非常に重要であり、懺悔もまた極めて重要です。懺悔しなければ業障が障害となり苦悩しますが、毎日懺悔して業を消すことで、身心が次第に軽安になり、修行がより順調になります。 

朝晩の勤行本には三帰五戒懺悔文があり、また私が書いた意根懺悔文もあります。この二つの懺悔文を照らし合わせながら、仏前で過去世に造った一切の悪業を、大小に関わらず、確かに造ったかどうかに関わらず、一律に懺悔します。同時に、現世で造った業を仏前にて発露し、二度と造らないことを誓います。懺悔も発願も誠心誠意、心の底から行い、形式に流れず、形だけのものにせず、真心を込めて初めて業が消え心が清らかになります。心がある程度清浄になった後、煩悩習気がさらに転じ、清浄な大願に導かれて修行は自然と正道に進むようになります。