衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2018年04月07日    土曜日     第5 回の開示 合計317回の開示

清浄業と染汚業の関係

如来蔵には元来、七識の種子が含まれており、これらの種子が発現して六塵を了別した後、再び戻ってくる際に、了別と造作の内容を共に持ち帰ります。如来蔵はこれを記録すると同時に、七識が何を行ったかを知ります。もし七識が貪瞋痴の業をなせば、戻ってくる種子は染汚され、保存された後、再び発現する時には染汚された種子となり、七識は自然と貪瞋痴の性質を帯びます。もし七識が清浄な業を造作すれば、戻ってくる種子は清浄で、再び発現する際には七識の心行も清浄となります。これらの種子は我々の身口意の行いに従って絶えず清浄性と染汚性を転換し、清浄が多ければ染汚は少なく、染汚が多ければ清浄は少なくなります。清浄性と染汚性が同時に増加したり減少したりすることはなく、両者は常に一増一減の関係にあります。

このように見ると、七識の種子の数は固定的であり、数量的な増減が生じることはありません。もしそうでなければ、衆生の善性も増加し悪性も増加する、あるいは善業が減少し悪業も減少するという事態が生じますが、これは不可能なことです。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

修定の原理と目標

次の記事 次の記事

如来蔵の分別性と非分別性

ページのトップへ戻る