七大種子は常住の法であり、生滅することなく、如来蔵に帰属する。これらは如来蔵本来が具える種子であり、如来蔵はこれらの種子を用いて一切の法を生じる。七大種子の本質は如来蔵そのものである。七大種子は決して生じられたことがないため、滅することもなく、いかなる法も七大種子を生じることはできない。如来蔵が存在する限り、七大種子の存在もまたある。阿羅漢の無余涅槃においてすら、七大種子は如来蔵の中に不滅のまま存在する。七大種子のあるところには必ず如来蔵があり、如来蔵のあるところには必ず七大種子が存在する。故に七大種子も四大種子も全て不生不滅である。
5
+1