衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年04月11日    水曜日     第2 回の開示 合計333回の開示

無余涅槃における第八識と心所の存在及び活動について

阿羅漢がもし無余涅槃から出ることができるならば、それは必ずある業種が熟したためであり、第八識が業種に依って再び運作し、意根を出生させ、その後意根と第八識が共に胎に投じて五陰十八界を出生させるのである。業種が熟する時、第八識は必ずそれを了知することができ、業種が熟していない時も、第八識はやはり了知できるはずである。ではこの第八識の「知」とは何か。

第八識が業種に依って運作する時、それは思心所の造作であり、思心所が運行する前に、想心所の運行がある。想心所とは了別取相のことであり、業種を了別し、業種の熟否の相を取るのである。想心所の前には受心所があり、業種を受容領納し、受心所の前には触心所が業種に対する触があり、触の前には必ず業種に対する作意がなければならない。第八識は無余涅槃の中に他の事はなく、ただこの一事のみを行うことができる。

そして第八識がこの一事を運作するには、自らの存在と絶え間ない運行を必要とし、これによってこの事の運行を保証するのである。第八識自身の存在と絶え間ない運行は、第八識自身の識種子の不断の流注に依り、連続不断の第八識の識流を形成し、五遍行心所法が第八識に伴って停止することなく運行する。これが第八識が相続不断で不生不滅であるという意味である。

——生如法師の開示
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五蘊十八界は第八識の変現である

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