衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年04月12日    木曜日     第4開示 合計342開示

如来蔵と七識の区別

如来蔵の知と意根の知は、その内容が完全に異なります。例えば意根が如来蔵を証得し、如来蔵を知る時、如来蔵は自らを証得できず、自らを知ることはありません。意根が色身が我ならず真実でもないと証得する時、如来蔵は色身が真実でなく如来蔵自身でもないことを知ることはできません。如来蔵の思心所が思惟する内容と意根の思心所が思惟する内容は完全に異なり、差が非常に大きいのです。したがって、意根が証得する法を如来蔵は証得できず、意根の択択決定を如来蔵は同じく択択決定することはできず、ただ意根の択択に随順して配合するに過ぎません。

意根が一つの法を参究する時、いつ参究し得るかについては、如来蔵は知りません。しかし如来蔵は意根の思心所を了別し、因縁を了別し、業種を了別することができ、主に意根が必要とする識の種子を提供して、意根の思量参究に配合します。具体的な事相上の事柄については、如来蔵は一切了知しません。これが如来蔵と七つの識との区別です。

——生如法師の開示
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