衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2021年05月29日    土曜日     第2開示 合計3418開示

四念処観行問答二十七

問:どのようにして呼吸観に専念すればよいのですか? 

答:呼吸を観じる際は、全ての力を呼吸に集中すべきです。身体がどうなるか、将来陽神が出るかどうかなどは気にしないでください。道家の陽神は私たちとは関係がなく、あまりに多くのことを知る必要はありません。気脈が色身に与える影響を理解できれば十分です。この理論を知っていればよく、陽神は気にしないでください。私たちは陽神を修めるのではなく、心を修め、我見を断証するためです。身体に現れる可能性のある状況については、少し知っていれば十分です。深すぎる過剰な修身の知識は、私たちの修心とは関係ありません。不必要なことに力を注がないでください。 

私たちは四念処を学び、現在は呼吸観を主としています。呼吸以外の色身の側面にはできるだけ注意を向けず、あなたの注意は呼吸だけに向けてください。呼吸観がある程度まで進み、定力が増すと、色身の空・虚妄・無常・無我といった客観的な理法が自ずと明らかになります。色身に過度に注意を向けると、注意力が分散され、呼吸観に支障をきたします。 

観じる際はできるだけ客観的かつ冷静に行い、主観的な意識を加えないでください。この色身の状態がどうであるかを、ただ知るだけでよく、過剰な思考や導きといった観念を加えないでください。初期には調息(呼吸を整えること)を行っても構いませんが、その後は調息を止め、随息(呼吸にただ随うこと)に移行してください。そうすれば、あなたの心は自然と五陰身の外に跳び出し、振り返って五陰身と呼吸を観じ、至高の視点から色身の状態を観察できるようになります。これにより、一方で入定が容易になり、他方で智慧が生じやすくなり、多くの真実を発見できるでしょう。以前は知らなかった真実が今や明らかになり、次第に色身がいかに無常で、虚ろで、虚妄なものであるかを感じ取るようになり、徐々に無我の智慧が生じるのです。

——生如法師の開示
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煩悩を断たねば、菩提を証することはできません

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