神通力修得の原理

意根にて修行を積めば、神通力を開発できる。所謂神通力とは、意根が如来蔵に通じ、如来蔵が一切に通じ、六識が再び意根に通じることを指す。四禅八定を修めれば、六識は意根に通じ、意根に求めるものを、意根が知っていることを全て掘り起こせる。意根に五蘊の身に執着させず、五蘊の身を実在と見なさなければ、意根が望むことを何でも成し遂げられる。五蘊の身に執着しない時、五蘊の身は意根を阻害できず、意根が望むことは瞬時に達成される。心に常に身体の観念があれば、身体は重荷となり、何事も成し遂げられない。心の奥底で真に身体の観念がなく、身体を忘れるか執着しなければ、神通力は自然に現れる。