衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2018年05月05日    土曜日     第1 回の開示 合計437回の開示

離如来蔵無因縁法

仏が説かれた十二因縁法の本質は、あらゆる支分が如来蔵に依って存在し、如来蔵を離れては因縁法が存在しないことです。世間で説かれる縁起は表面的現象のみを理解しており、あたかも「これがあるからあれがある」「この法が彼の法を生じる」ように見えます。実際には、この法があるために如来蔵が彼の法を生じさせるのであり、この法もまた如来蔵の中に存在する法なのです。

如来蔵を離れたあらゆる法は、存在し得ません。あらゆる法の生起も如来蔵によるものであり、ただ多くの条件が具足される必要があります。如来蔵が彼の法を生じさせるためです。もし如来蔵を離れて縁起法を説き、「この法が彼の法を生じる」とするなら、それは根本的に成立しません。例えば「無明が縁って行を生じる」と言いますが、無明自体が身口意の行を生じるのではなく、衆生に無明があるが故に、衆生の如来蔵が身口意の行を生じさせるのです。その他の事柄もすべてこの理によって類推されます。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

妄法と真法は一ならず異ならず

次の記事 次の記事

『いかにして楞厳大定を証得するか』

ページのトップへ戻る