衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2021年05月08日    土曜日     第1 回の開示 合計3383回の開示

四念処観行質問解答20

問:最初に呼吸を観じる時、呼吸が浅く妄念が多い場合はどうすればよいですか? 

答:呼吸が調和せず妄念が多い時は、深呼吸をして気を丹田まで引き下ろしなさい。気が長くなれば身体が整い、妄念は減ります。深呼吸をする際は、ゆっくりと気を満たし、腹部を徐々に膨らませます。気を満たしたら暫く止め、その後ゆっくり吐き出します。吐き切ったら腹部は凹み、再び暫く止めてから呼吸を続けます。この一呼一吸の間で気の流れが自然に長くなります。数回行えばよく、その後は平常の自然呼吸に戻ります。 深呼吸では気が内臓を巡り、滞りを除き任脈を通します。これにより深呼吸を止めても次第に気が長くなり丹田に至り、妄念が減ります。深呼吸は妄念を対治する有効な方法です。 

深呼吸念仏法も気を調え煩悩妄念を対治します。深呼吸時に念仏し、気を満たした後、吐く息で鼻音または喉音で「阿弥陀」をゆっくり唱えます。音声の振動で内臓が開かれ、次の呼吸では「陀仏」を唱えます。数回繰り返せば呼吸が整い、呼吸と念仏に心を集中させることで定力が増します。この方法は坐禅開始時毎回行えます。空気が清浨な時は深呼吸を行い丹田の気を起こせば、気が長くなり健康増進、妄念減少、腹式呼吸が自然に成就します。

——生如法師の開示
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