衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年05月11日    金曜日     第7開示 合計472開示

意根の証自証分

問:意根が自説を固持して頑なになっている時、四分中のどの機能が作用しているのでしょうか。意根が懺悔する時、四分中のどの機能が作用しているのでしょうか。何が「自説を固持する」ことなのか。なぜ懺悔が必要なのか。

答:もし意根が自説を固持して頑なになるのであれば、それは意根が自らの見解を認知し、これを正しいと認めて改めようとしない状態であり、これは意根の証自証分の機能によるものです。もし意根が懺悔するのであれば、それは意根が自らの過ちを認識し、懺悔しようとする状態であり、これもまた意根の証自証分の機能によるものです。

「己」とは自己を指し、「己見」とは自己の見解を意味します。これは自証分に当たります。自説を固持する場合、まず自らの見解を認知することが前提となり、これは証自証分の働きです。過ちを知りながら改めないことも、同様に証自証分の作用です。およそ自己に関する事柄を認知する一切の働きは、証自証分に属します。

——生如法師の開示
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意根の先天智は無量劫の熏習に由る

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